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機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 7 <最終巻> [DVD]


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カスタマーレビュー(34)

好きだったのに★1 , 2009-10-06
自分もこのアニメが完結したら、もちろん★5つで見所や面白さを紹介して未見の人に勧めたいと心から思っていました。
1期から2期の初めまでは、作品の世界観やキャラクター達に共感し、各陣営のMSも本当に好きだったからです。

ところが、セカンドシーズン、特にこの最終巻では、感情移入できるキャラクターが全くいなくなってしまいました。
主人公たちの経験や成長、特に刹那の「変革」により、彼らの進む方向性や物語の結末に劇的な変化が訪れるような構図ならまだしも、結局は悪の元凶1人を倒せば終了、だったなんて。
変革を遂げた刹那の超能力がどんなにその場を盛り上げたからといって、最終的に彼らの本質や取るべき方法が変わる訳では無かったんですね。
それでも、キャラクター達が積み上げた物語に説得力があればカタルシスも得られたのでしょうが、残念ながら自分にとってはそうなりませんでした。

特に終盤にテーマとして掲げられていた「わかりあい」についても、奇形的な人間関係に粒子で強制的に決着を付けさせた「形」だけで、あまりの安易な見せ方に呆然としてしまいました。
(もちろん、「わかりあい」こそがこの作品の帰結点であり、また始まりであり、これからの世界に必要な根源であることは承知の上での感想です。)
しかもほとんどが「わかりあい」というよりも主人公サイドのキャラクターの意見を押し通すもので(あくまでそちらが正しいように描いているから)、相手が一方的に屈服させられて曝け出すことを強要されたように見え、共感できずもやもやした気分だけが残りました。
このもやもや感を上手く書き表せないのですが、2期中盤以降のトレミー組の描写があまりに「お綺麗」すぎて上滑りしてるせいじゃないでしょうか。
ルイスの狂気じみた言動やその表情だけがやたらリアルに鬼気迫って描かれていますが、一方のトレミーの人たちはいついかなる時も涼しげでお人形みたいなので、ルイスの身の上以前にそんなことの方が彼女に同情を覚えたくらいです。
但し、別にお綺麗というのはビジュアルのことではありません。
今さらですが、1期で彼女の片手を奪い両親や親族を殺してしまう役目は、ネーナではなく刹那の方が良かったと思いました。
当然彼の故意ではなく、トリニティかグラハムと意図しない戦闘に巻き込まれるなどのシチュエーションならアリかと。
その方が刹那は真っ向から沙慈と対峙することになり、よっぽど主人公らしい芯のあるドラマが出来てた気がします。
それは最終的にソレスタルビーイングの戦いを認めるに至る沙慈にとっても同様でしょう。

2期は1期よりも人物にカメラを寄せているという話をどこかで読んだ気がしますが、それならもっと人物を一個の人間として愛情を持って描いてあげて欲しかった…。
なぜこのキャラクターは唐突にこんなおかしな発言や行動をするんだろう?と違和感を感じることが多々ありました。
逆に、どうしてこのキャラクターこそが動くべき事象なのに何もさせてもらえないんだろう…と苛々することも。
さながら、操り人形の糸が丸見えのパペット劇みたいです。
何本もある糸が上手く扱えず、変な動きになったり倒れたままほったらかしの人形がいる…そんな感じ。

とにかく、1期から2期序盤までは感情移入しまくりだったんですが、途中から気持ちが付いて行けませんでした。
大袈裟じゃなく、アニメというものに不信を抱いてしまうくらいトラウマです。

刹那が最後に0ガンダムに乗ったリボンズを倒しても、本来湧き起こるはずのカタルシスが全くなく残念です。
むしろ弱い者虐めに見えたのが何とも… 。
せめてラストバトルくらい、それこそ伝説に残るようなオリジナルで力一杯勝負できなかったんでしょうか。
製作の人が過去作品のガンダムに勝つことに拘り過ぎてるのがあちこちに垣間見えて、見てる方がちょっと恥ずかしかったです。
そういう拘りで作品を歪めるのもどうかと思ってしまいました。
(正直なところ、2期の戦闘も速いばかりで何をしてるのか良く判らなかったし、戦闘そのものに流れも無くつまらなかった…)

できれば、もう二度と「これがガンダムの新たなスタンダードになる」とか標榜しないでもらいたいです…。


ブランド力に囚われない現代劇★3 , 2009-10-02
#23「命の華」
 蟻が大きな象に挑むような、その物量、戦力差と崖っぷちの混戦に
 目が離せませんでした。各々を自分の過去と対峙させる事で
 未来の行く末を見据えたかのような図式にも目を見張ります。
 ただ正直、特攻兵器は無意味だったような気がします。
 流れに噛み合わない強引な展開にならなければ良いのですが。

#24「BEYOND」
 若干、荒唐無稽な展開に感じられる部分はあるものの、
 GN粒子が及ぼす己の変革、過去へ向き合う姿勢の在り方を激しく、
 容赦無く描く潔さに興奮しました。意思なきピラミッド型組織の脆さを
 象徴するようなイノベイター側の陥落がそれを暗喩しているかのようにも
 感じられます。前期と似ていながらも、異なる決着の違いに期待大です

#25「再生」
 あくまで手描きにこだわるサンライズのお家芸である
 MS戦闘描写の凄まじさが圧巻。カットの切り替わり、
 画面を縦横無尽に動きまくる速さや、作画、演出の密度ともに最高潮で
 観ているこっちまで緊張しっぱなしでした。
 お話の締め方がやや急で、モノローグで一気に捲くし立てた感は否めませんが、
 自分の原点に立ち戻り、過去に崇拝した偶像(ガンダム)の駆逐を彷彿させる
 一騎打ちの構図に思わず唸ってしまいました。
 

 変えようとすること(武力)より、変わろうとすること(意思)を説くには、
 今期後半の流れがその場しのぎのようなぎくしゃく感があったのは残念。
 しかしながら、ガンダム作品というブランドに縛られず、
 現代社会に非常に近い世界情勢、緊張感で戦場と戦争の及ぼす余波の危険性に
 警鐘を鳴らす作風には感心させられました。(キャラクターに依存していない点も○)
劇場版って何? 木星周囲の4つの光は何?★4 , 2009-09-15
酷評してる方々も多いんですね〜。仕方ないでしょうね。アムロレイがのるRX78ー2号機からもう30年くらい経過し、数々のガンダム作品が発表されています。ファン層はひと桁世代から、ピークは20代から40代、少数でしょうが60歳くらいの方もいるんでしょうね。
 SEEDがどうの、00がどうのといいますが、これからも物議をかもし出す作品を出して、ガンダムが次の世代、まだ生まれていない、将来生まれるであろう子供達へ受け入れられるよう発展してほしいです。「寅さん」よりも永く。
 もうファンの数だけガンダム論があってもおかしくないと思います。ファン同士でファースト派に親SEED派、アンチSEED派などの勢力によるガンダム同士の戦いができそうなくらいに。
 と、いうことで、私は充分楽しませていただきました。半年ごとにストーリー制作に踏み切ったのは私として良かったとも思います。後半は刹那もそうですが、人間と分かち合うイノベイド、ティエリアの苦悩を綴ったストーリーでもあったかと思います。亡くなったキャラも多いですが、(遡りますが)セルゲイ大佐のような人格者は生き残ってほしかった…。SEEDに登場するフリーダムやジャスティスのようにバッサバサ撃ち落とすのもいいですよ。しかし今作では苦労して敵を討った全力感があり、ソレスタルビーイングらしい戦い方だったのではないでしょうか。私はサーシェスと戦いたかったです、討つつもりで。0ガンダムとエクシアの相打ちでリボンズは確実に討たれたのでしょうか。私ははっきりしたいタイプなのでそこが知りたかったな。「来るべき対話」の提唱者がいなくなったので。なので劇場版のささやかな予告とは何なのか、リボンズの亡霊でも出るのか(それじゃ皇帝の亡霊が出る文庫版スターウォーズのまねだ)木星周囲の4つの光は(サンライズさん「木星好き」ですね。土星でも良いのに。冥王星だとヤマトになっちゃうし)、どちら側のモビルスーツなのか、ティエリア亡き後、誰が乗る…まさかグラハム?と、いろいろ考えてしまいました。
作品と商品とのジレンマ★4 , 2009-08-31
2ndシーズンの始まりがとても期待が持てるものであったことも起因してか、皆さん辛めのレビューが目立ちますが、私はその背景にも目を向けたいと考えます。

そもそも今回の水島監督については、SEED→DESTINYまででキャラものガンダムに偏った傾向からドラマを重厚に描くことを前提に起用されたそうです。
結果、1stではリアル、というよりは非常に現実的な世界観が展開され、主人公の刹那の背景にしても、美形キャラにして緩和しなければ重くなりすぎてしまうほどでした。
故に、感情の変化があまりハッキリしないキャラが多くなり、2ndからはキャラの内面を重点に描く路線に変更されたそうです。

また世界観についても、1stでの出口の見えない世界の変革に立ち向かうと言う帰結の見えにくいものから、2ndのイノベイターを倒せば終る、という簡略化したものに成っていますが(大抵批判はそこに集まると感じますが)、これはガンダムの重厚な兵器の様な描写からどんどんスーパーロボットの様な動きが目立って来たことも合わせて、スポンサーであるバンダイの意向がかなり絡んできたものと考えられます。
どう考えても、1stの世界観では小さな子供には分かりにくいでしょうから。
実際、バンダイ側にしても1stと2ndでのガンプラのターゲットとなる年齢の路線変更があることからも(特に1/100では大きい)、これは明らかであると考えられます。

水島監督はそもそも『ガンダム』にそれ程執着があったワケでなく、スポンサーの意向に応えることにも十分気を配ったため、本来ドラマを描くことを期待されていた立場から、キャラの押し出し、世界観の簡略化、MSの派手なアクションベースと、低年齢に対して商売の利く内容へと路線変更され(そう考えると、作品的に皆年齢が上がった中、ミレイナの様な14歳できゃぴきゃぴな少女がオペレーター兼メカニックという設定にも頷けますね)、さらに途中から映画化に向けたかなりの脚本変更により、各キャラクターと世界に対する最終的なカタルシスも持ち越しになってしまい(代表例がグラハムさんだそうです。彼は刹那との戦闘後、何かに目覚める予定だったらしいです)、結果、作品的、そして作り手側にとってかなり中途半端な位置付けになってしまったのが本作だと思いますよ。
(おそらく初期案では、ピラーでパング・ハーキュリー大佐が語ったように、世界に対し無自覚・無責任な市民がイノベイターをつけこませる温床になった、ということを主軸にしてドラマが形成されるはずだったと考えられます。つまり、「大局的な世界」→「一人一人の個」に移行すると言うドラマ展開。水島監督も、数人のヒーローが世界を完全に変えてしまうなんて有り得ない、と語っていますし。)

そういった立場にあっても、MSのアクションを派手にする為にトランザムシステムを作ったり(元々はタダの支援メカだったそうです)、刹那の成長の心情描写を丁寧に描き(Oガンダム破壊後、涙を浮かべた様に見える描写などは上手かったですね)、また多少乱暴であっても各キャラに暫定的な落とし所を作ったりと、何とか作品としてまとめ、視聴者を楽しませようと努力したことが伺える点に、私は敬意を表したいと考えます。

また、『ガンダム』の生みの親である富野さんも仰ってますが、アニメ作品は基本的にスポンサーの商品であって、作品論的な評価が通用しにくいものですし(富野監督がスポンサーの圧力に負け、作品として崩壊したのが『Vガンダム』ですが)、まだ劇場版が残っている段階で、『00』の最終的な評価を下すのは、難しいと私は考えます。(もっとも、『映画』という媒体である以上、対象となる年齢をどこに持ってくるか、多少不安はありますが…)

だらだらと長くなりましたが、スポンサーの意向の変動の中で作品としてまとめようとした監督及びスタッフの苦労と、00がまだまだ評価を下せるものでないということに、多少なりとも気を配って頂ければと思います。
面白くなかったです★1 , 2009-08-30
素材は素晴らしいのに監督と脚本がそれを殆ど活かせずこんな結果になってしまい残念です。 一期で発生した謎が二期で解決されるかと思ったら スルーされてたりいつの間にか他の媒体(小説や外伝)で解説されていたりと 本編でやるべき内容を本編でやってない有様です。 ガンダム作品なので最後まで見続けましたが、ガンダムとついてなければ間違いなく一期一話で見るのを止めてます。 設定を活かしてない以前に演出等も疑問点がありすぎますから… 正直このガンダム00の『アニメ』はオススメできません。
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