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バッハ:作品集(セゴビア編曲)


バッハ:作品集(セゴビア編曲)

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曲目リスト

  1. リュート組曲第1番BWV996~アルマンド
  2. リュート組曲第2番BWV997~サラバンド
  3. リュート組曲第2番BWV997~ジーグ
  4. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番BWV1002~サラバンド
  5. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番BWV1002~ブーレ
  6. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番BWV1002~ドゥーブル
  7. 無伴奏チェロ組曲第3番BWV1009(デュアート編)
  8. 無伴奏チェロ組曲第1番BWV1007~プレリュード
  9. 無伴奏チェロ組曲第6番BWV1012~ガヴォット1&2
  10. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV1004~シャコンヌ
  11. リュートのための前奏曲BWV999
  12. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV1006~ロンド風ガヴォット
  13. リュートのためのフーガBWV1000
  14. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番BWV1001~シチリアーノ
  15. リュート組曲第1番BWV996~ブーレ

カスタマーレビュー(2)

生きながら地獄の見える壮絶な音楽!古今無比。★5 , 2009-04-07
何といってもセゴビアのバッハでは BWV1004シャコンヌ にとどめをさす。バッハは一体何回生きながらにして地獄というものを見たのだろう、と涙にくれる凄絶な演奏である。地獄、といえば無伴奏チェロの5番もかなり近いものがあるが、同曲をビルスマがバロックチェロでさらっと流しているのに比べてどうだこのセゴビアの広大な世界観は!実際のところ、セゴビアのシャコンヌを聞いた後では、いかなるヴァイオリニストの演奏も聞きたいと思うことが出来ない。それほどインパクトのある演奏である。途中でニ長調に転調して最後に再びニ短調にもどることによってことさらに絶望感を高める、というバロック独特の「止揚的レトリック」がここでは機能していないほど、全体を絶望感が覆っている。長調なのに明るくないのである。古楽だとかクラシカルだとかいう様式観を超越して、ただただ圧倒されるだけである。もうこのような名演は、今後もありえないだろう。

どうしてもヴァイオリン版で、ということであればやはり天才・ハイフェッツの演奏をお薦めしたい。他のヴァイオリン奏者とは「一線を画した」深い音楽である。ただし、セゴビアのものと比べると、あのハイフェッツですら何やら物足りない。

ピアノ版のシャコンヌも出ているが、セゴビアに勝るものはない。ブゾーニの編曲はまるでコンチェルト/マーチのようにしてしまって最低最悪で、何か大きな勘違いをしているとしか思えない。
声高に叫べば叫ぶほど人心から離れる真実というものがあるのだという真理を、このピアニストは知らない。
敢えてどうしてもピアノ版で、ということであればブラームスがクララ・シューマンのために編曲した「左手のためのシャコンヌ」はかなりいい出来である。最近のU−Tubeでアナトール・ウゴルスキーの名演が聞ける。このピアニストは大変な苦労をした人で、きっと当時のバッハに共感するものがあるのであろう、シャコンヌの深遠な悲哀・絶望感を見事に演じきっている。ただしやはりセゴビア版ほどではない。

以上、必聴の名盤。ただし自殺願望のある人やうつ病の人は購入しても聞かずにしばらく置いておいたほうがよい。背中を押される危険がある。
もうこんな情緒的なバッハの演奏は2度と現れないだろう★4 , 2004-07-07
 20世紀のクラシック・ギターの巨匠セゴビアのバッハ作品集。当時、ギター曲のレパートリー自体が少なかったこともあり、編曲はセゴビア自身による。

 ギターにおけるバッハのリュート組曲やチェロ組曲の演奏においては、11弦ギターで臨場感あふれる演奏のイエラン・セルシェルや力強く正確無比な音のマヌエル・バルエコ、洗練されたジョン・ウィリアムスなど、さまざまな名演が残されているが、この演奏は、セゴビアが、スペイン出身ということもあり、やや、というか、かなり情緒にあふれたバッハとなっている。
 そのやさしい音色、ときにゆったりと、そしてときにスピード感にあふれる独特の情緒感。
 録音が古いということもあり、それがまたセゴビアらしい味でもある。
 たぶんもうこういった雰囲気のバッハのギター演奏は現れることがないだろう。

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